リューです!
夏休みの課題とか、TOEICの点数上げとか、いつかやろうって志をもっている人、多いと思います。
でもその中の多くの人が提出間近になって徹夜をしたり、テスト1週間前から焦って勉強をしだしますよね!
多くの人が、やらなきゃいけないこと、やっておいた方がいいことを「後回し」にするんです!
出来るだけ締め切りギリギリまで後回しをするんです。
この現象、なんていうんでしょうね?後回し症候群とかなんですかね?
呼称はさておき、
自分の中で分かっていても無意識レベルで後回ししてしまった経験から学べることはなんでしょうか?
改善できたらこれから先の人生、いい方向に変わりそうですよね?
Contents
なんで後回しするのか、考えてみる
どうして人はタスクを後回しにするのか?
ここで言うタスクというのは、人それぞれ異なる「やるべきこと」を指します。
それは、「動物本来の欲求に従っているから」だと私は思っています。

上の画像はマズローの欲求5段階説ピラミッドです。
人間の欲求は5段階のピラミッドのように構成されていて、低階層の欲求が満たされると、より高次の階層の欲求を欲するとされる。
最も低階層の欲求「生理的欲求」には睡眠・飲食などが含まれます。
上の階層の欲求を満たそうとすればするほど、ハードルは上がっていきます。
なぜなら、「簡単には欲求を満たすことが出来なくなるから」だと思います。
タスクに取り掛かる際、もしくは取り組んでいる途中には、ある程度のストレスが掛かります。
宿題やりたくないな~という時点でストレスを感じています。
TOEICの勉強は嫌いだけど渋々やっている状態も同じくストレスを感じています。
タスクを遂行させる、という欲求を満たすためなのに、なぜか自分にストレスがかかっているという状態になります。
ストイックな人以外はやはりストレスを嫌うので、ストレスから身を解き放とうとします。
どのようにして?
「タスクを放棄する、もしくは取り掛からない」という選択をしてしまうのです。
このようにして、こんな自分になりたいという自己実現の欲求を満たすことは、思っているほど容易ではないということが分かります。
多くの人が、「タスクに取り掛からない」というストレス回避方法を選択し続けて後回しをしてしまうのです。
そうはいってもずっと後回しにはできない
でもタスクをずっと後回しにはできませんね!
なぜなら多くのタスクには「締め切り」があるから。
締め切りを過ぎてしまうと、「締め切りまでに間に合わせることができなかった…」という気持ちが出てきます。
その悔しいような残念なような気持ちは感じたくないから、多少ストレスが掛かろうともタスクを終わらせようと、期日ギリギリになって頑張るように人間は出来ています。
はい、実体験済みです(笑)
期日を過ぎてもなんとも思わない人は、提出物等を全く出していない人です。
こう考えたら、面白いことが頭の中で起こっている
ここまで考えたことを整理します。
- 自分の中で「何かを達成しなければならない」というタスクを持っている
- そのタスクを実行するうえで、何かストレスを感じてしまい、タスクを後回しにしてしまう
- ただ期限というものがあるので、期限までには何とか間に合わそうとして、期日直前で頑張り通す。
- 「もっと早くからやっておけばよかったな~」といつも後悔して次回も同じことを切り返す。→1へ。
では頭の中で何が起こっているのか。
※以下はあくまで例え話です。
頭の中に4つの登場人物を設定します。
- 人間
- 猿
- 鬼
- 魔女
そして、これらの登場人物の中心にはハンドルがあります。
これから先の行動そのものをコントロールするハンドルです。
いつもは人間(自分)がハンドルを握っていて、平常運転をしています。
猿は木に登っていて、鬼は寝ていて、魔女は爪を研いでいます。
人間はこう考えます。
で、ハンドルをタスク実行の方へ切ります。
そのままハンドルを人間が握り続ければいいのですが、ここで欲求たっぷりの猿が木から降りてきます。
と言って猿は半強制的に人間をどかしてハンドルを掴みます。
猿は動物の本能と言わんばかりに、お菓子を食べたりゲームをしたり寝たりすることしか頭になく、猿がハンドルを握っている以上、マズローの生理欲求を満たしまくります。
この間、人間は何もできません。タスクストップ状態が続きます。
徐々にタスクの締め切りが近づき、ついに翌日がタスク締め切り!
そんなとき、鬼が目を覚まします。
鬼は直接ハンドルを握りませんが、頭の中をパニックに陥らせます。
鬼が目覚めたことで頭は焦りでパニック状態。
猿は一目散に木に登り鬼から逃げます。
その場でハンドルを握るのは人間で、ようやくタスク実行へと移ります。
ここで爪を研ぎ終えた魔女が人間に向かってこう言うのです。
人間は期日に間に合わせるためにそれを承諾し、少々の徹夜なんてもろともしない精神状態を得ます。
ハンドルを握った人間はフルパワーでタスク消化に努め、事なきを得ます(得ない場合もあるけど)
この例え話で大事なことは2つあって
「締め切り間近にならないと、人間は焦らない(ハンドルは猿が持ったまま)」ということと
「事なきを得ると、すっかり事を忘れてしまう」ということです。
締め切りが遠いと人間は楽観視してしまい「まだまだ期限は先だから欲に負けてもいっか~」ということでハンドルを猿に任せてしまいがちです。
とにかく楽しいことが大好きな猿がハンドルを持っている間は、ゲームをしたり間食をしたりスマホをダラダラいじったり、
とにかく時間を浪費していきます。
そして期日寸前で焦ります。
なんとか間に合わせようと一生懸命になって、仮に間に合ったとしましょう!
「次からはもっと余裕をもって取り掛かって少しずつ終わらせていこう!うんそうするべきだ!」
皆さんも一度は決意したことがあるはず。
そして幾度となく忘れてしまい、次のタスクも全く同じことをしてしまう。
当たってますよね??
ではどうしたらいいのか?
ここからは改善方法です。
私が思うに、締め切り直前で焦ることに問題はないと思うのです。
なぜなら、人もヒトという動物で、欲求というものもちゃんと備えもっています。
だからタスクがあるけどしたいことをしてしまうことに罪悪感など覚えず、存分に遊べばいいと思います。
1.締め切りを変えてしまう
もし直前で身体的に負担を掛けるのが嫌な人に伝えたい改善のポイントは、「締め切り」です。
締め切りが近づけば自然とタスク消化に身体が向かうのはお伝えしてきました。
ならば、自分で締め切りまでの期間を短くしてしまうのです。
例えば提出物が7日後だったとしましょう。
そうしたら自分の中での締め切りを5日後に設定するのです。
「自分の中の意識だけだと、設定した締め切りをオーバーしてしまってもいいかなって甘えが出てしまう」というならば、罰を用意したらいかがでしょうか?
- お小遣いなしにする
- 他の人に公言する
- 他の人に宣言したうえで、自分の締め切りまでにやったことを証明する
- スマホ没収
- テレビ視聴禁止
この部分は人それぞれ工夫の仕方がたくさんあると思います。
締め切りまでの期間を短くする、ということは、「締め切り寸前で焦ってしまうモードを長く継続させられる」ということに繋がります。
早々の段階で焦っておけば、無理しなくても本来の締め切りまでには余裕で間に合いますよね?
2.タスクにかかる時間を予め算出しておく
他の改善のポイントは「タスクが判明した時点でどれくらいの時間をそのタスク消化に注ぐべきかを判断する」ということです。
一枚のプリント問題をこなすことですら、要する時間に個人差がありますよね?
自分の力量だとどれくらいの時間を注げばタスクが消化されるか、を概算で出しておくべきです。
そうすると自分の締め切り設定に無理が生じませんし、心に余裕が芽生えます。
3.詳細なプランを立てておく
一つ一つ細かいタスクにまでプランを立てる必要はないと思いますが、
比較的大きいタスク(長期休暇の課題など)に対しては、計画を立てることも焦らずに済むためのコツです。
私が気に入っているプランシートは上のプランシートです。
パパッと書けたり消したりできるホワイトボードがめちゃオススメ!
まとめ:締め切り前に焦るのは悪いことではないと思う
私が思うに、締め切り前に焦るのって別に悪いことではないと思います。
締め切りまでにちゃんと間に合っていれば、という前提ですが。
私の中での問題は「あまりにも短期間に身体的影響が大きくなること」が一番なので、
それを如何に抑えるかという視点でタスクに取り掛かるようにしています。
恩師からの言葉の中で、結構気に入っている言葉があります!
「すぐする、すぐ済む」
しなくてはならないことは、出来るうちに取り掛かれば嘘みたいにスッと終わる、という気持ちでタスクに取り掛かる癖をつけています!
何かを達成するのが早ければ早いほど、後々大きな結果につながることが多いです!
明日やろう、時間ができたらやろう、いつかやろう…
こんなこと言ってるとあっという間に棺桶の中に入っちゃいますよ!(笑)