学校生活を送っているみなさんに付きまとう厄介な存在として「宿題」を挙げる方は多いのではないでしょうか?
事実、長期休暇等の最終週あたりでお尻に火が付いたの如く、毎晩遅くまで宿題をやる羽目になったことのある学生さん、あるいはその類の思い出を持っておられる大人の方も多いはず。
遊びたい、でも宿題やらなきゃ。眠たい、でも宿題やらなきゃ。
真面目な人であれば、宿題は絶対やるべきものとして認識している。
でも真面目な人でも「宿題さえ無ければ」と行き場のない願いを抱えている事でしょう。
今回は「学校の宿題の必要性」について考えてみようと思います。
Contents
学校課題は果たして必要か?
タイトルにありますように、「学校課題は必要か不必要か?」というギモンに対して、
私は「絶対宿題が必要とは思わないが、受験に対するメリットが多めだからやっておくべき!」と考えています。
その根拠なるものを述べていきたいと思います。
受験のシステム上、「内申点」というものが加味されるから
大学受験では推薦受験等で調査書の内申点が合否に影響すると思いますが、センター試験を受けて、個別試験を受けて
やっと合格…みたいな人にはあまり内申点は効果を持たないように感じます。
ですが!高校入試の際には必ずと言っていいほど、内申点が合否を決めるためのファクターとして、高校側に知らされます。
一応ですが、内申点というのは定期的にもらえる通知表の5段階評定のことで、
優秀であればあるほど5へ、成績が悪ければ悪いほど1へ。
まぁお馴染みのアレです。
中学校で言えば、各学年「9教科×5段階=MAX45」という形で定められています。
で、肝心の学校課題ですが、宿題の提出率によって内申点が変わってきます。
宿題をちゃんとこなすだけで評価されて成績表の数字が良くなるなんて…やるしかないですよね(笑)
学校側を適当に課題を課している訳ではない
生徒側は厄介と感じる課題ですが、学校側は必ずしも生徒に嫌がらせをしよう、いじめてやろうなんていう気持ちで課題を出している訳ではありません。
多くの先生は、「今この時期にこの勉強を・復習をやっておいて欲しい!」という気持ちで課題を製作・課しているのだと考えてはいかがでしょうか?
どうしてかというと、入試の時にみんなに困ってほしくないからです。
各々が志望した学校にちゃんと進んでほしいからです。
決して学校はみなさんの敵ではなくて、限りなく強力な味方です。
学校は間違いなく教育のプロフェッショナル
学校の先生というのはキャリアの違いはあれど、進学にはかなり精通されている人です。
そのような方に、我々のようなたがが10年15年生きてきたような学生が、
入試に関する知識、入試戦略が敵うとは考えにくいです。
学校の課題も同じです。
学校の課題をやらずして自分で本屋から選んだ教材をやるのは自ら遠回りをしているような気がしてなりません。
プラスαの教材ならまだしも…
どうしてそんなところにお金を掛けるのか…
結論:課題はやっておいた方が自分のためになる!
学校の課題のせいで好きなことをする時間が奪われる、という学生は…頑張ってください。
中学生の皆さんであれば、それは義務だからです。
義務の意味は国語辞書で調べてください。
高校生の皆さんであれば、それはあなた自信が選んだ道だから仕方のないことです。
特に普通科という進学科であれば、想像以上の課題の量に手を煩わせているかもしれませんが、
絶対自分のためになるはずです。

もし「塾の課題もあって学校の課題に手が回らない」というのなら塾をやめる、もしくは塾の課題を少し減らしてもらえるように相談してはいかがでしょうか?
第一優先は学校課題
そもそも塾に通う人は塾と学校を両立できる人が通うべきだと思っています。
両立できないのであれば削るべき(かも)
これについては「学習塾を必要としているのは子供の方?親の方?」で書いてあります!
理想は「学校課題をやりたいからやる!」という気持ちがあればベストだとは思いますが、
それは目の前にあるあらゆる誘惑を断ち切ることと同義なので、なかなか難しいですよね!
「課題はやっておいた方が自分のためだよね、だからやろう!」という気持ちを持てば素晴らしいと思います。
くれぐれも単なる「作業」にならないように注意してくださいね!